女性が好む、甘くてほのかに酸味のある梅の味と匂い。
各家庭でおばあちゃん、お母さんが台所で漬けている姿。
全面に出ていくものではないが、後ろで控えながら家庭を守る梅。
お酒により保存性を高くし、梅酒として生まれ変わった時、
家族と時間を共有し、味に深みを与えていく。
梅酒と母はどこか同じ役割を担っているのかもしれない。
梅
<日本の戦争に使われた物資の1つ>
戦時中、必ず必要なものとして 炭・米・水、そして梅 があげられる。また、お城には必ず梅の木があった。
<漢字の由来>
木+毎(母親がどんどん子を産むこと)」の会意兼形声文字で、多くの実をならせ、女性の安産を助ける木の意。